ご挨拶
気管支喘息やCOPDにおける薬物治療は吸入療法が主流となり、
現在一般的に用いられているとても有用な治療法です。
しかしながら正しい手技を習得し、
確実に吸入できないと期待した効果が得られません。
また吸入薬の種類もたいへん多く、
吸入手順もそれぞれのディバイスで少しずつ異なるため、
患者さんも説明に当たる医療者も戸惑うことが少なくありません。
そのため吸入指導の標準化を普及させること、
また多職種の連携の構築を図ることを目的に、平成24年4月に下関吸入指導研究会を地域の医師・薬剤師・看護師の協力の元に立ち上げました。
研究会で作成した吸入手順書と研修会における参加者からの質疑と回答を
掲載しております。これらの資料を参考にして頂き、
患者さんへの吸入指導に少しでもお役に立て頂けば嬉しく思います。